ここ数年で、ローフード、
特にロースイーツという言葉を
知っている人が急増している気がします。
私が住んでいる沖縄県では、
ローケーキを作る人が増え、
ロースイーツを提供するカフェや
ローケーキのワークショップ、教室も
すごく増えています。
今日は、
【そもそもローフードって何?】という
ところから説明していきたいと思います^^
ローフードとは
ローフードってなに?
ローフードのローとは【Raw=生】で、
端的に言うと、
自然の食材を加熱せず生のまま食べる
食事法の事です。
(厳密に言うと食物によって酵素の生きている
温度は違いますが)多くの酵素は48度で死活
すると言われており、
その温度を超えないよう48度以下で
調理されたものを食べることにより、
生きたままの食物酵素、ビタミン、ミネラルを
体内に摂り入れようというものです。
ローフードはなぜ良いの?
酵素の種類
ローフードのメリットを語るうえで
欠かせないのが【酵素】です。
人間には大きく分けて2種類の酵素
があります。
1つは消化酵素、もう1つが代謝酵素です。
1.消化酵素
字のごとく、食べたものを消化するため
の酵素です。
2.代謝酵素
細胞の入れ替え、DNAの修復、毒素排泄、
など、体を正常に保つための酵素です。
そして、
人間が持っておらず、植物に含まれる酵素に
食物酵素があります。
体内に存在する2つの酵素、つまり
消化酵素と代謝酵素は
お互いに変化することができます。
例えば、
消化酵素がたくさん必要な状況になると
体内の酵素は消化酵素に多く使われ、
代謝酵素が減ります。
逆に、
消化酵素をあまり必要としない場合、
余った酵素は代謝酵素になるのです。
ここがポイントです
消化に負担をかけない食べ方
をすることにより、体内の酵素を、
代謝酵素により多く使用することができ、
皮膚組織や筋肉組織など
体内のあらゆる組織の修復やデトックスが
活発におこなわれるわけです。
ローフードは食物酵素を壊さず摂取する
ことによって消化酵素に使われる体内の
酵素を節約し、その分代謝酵素にまわす
ことができるという考えです。
ビタミンやミネラルを非加熱で体内へ
そして、先ほども書きましたが、
栄養分の体内への摂り入れ方、つまり、
ビタミン、ミネラルを生きたまま摂取できる
ということ。
それにより効率的に代謝のサイクルが
まわります。
対して、肉類や加工品などは、
体内で消化するのに
たくさんの消化酵素が必要となり、
多くのエネルギーを必要とします。
そうすると代謝に使える酵素が減り、
代謝の低下を招いてしまいます。
そういう食事が長く続くと、
慢性的な疲労感や不定愁訴
(はっきりとした原因はわからない
けどなんとなく調子が悪い)、
糖尿病などの生活習慣病に
繋がっていくことになる
可能性があります。
ロー = Raw(生)
よく ロー = Low = 低い という意味と勘違い
勘違いされて「低カロリーの食事を摂るの?」
と聞かれることがあります。
むしろカロリーはさほど気にしないですね。
現代の栄養学ではカロリーを必死に計算して
食事制限をおこなったり
体重コントロールをしたりしますが、
ローフードを学ぶ上では
そういった事はありません。
いかに良質なものを
良きタイミングで摂取するか、
というところに焦点を当てていますので、
ダイエットにありがちな
摂取カロリーを減らしていくという考え
ではなく、
脂質も良質なものをきちんと
摂っていきます。
沖縄における食事情の変化
沖縄はヴィーガンフードやローフードが身近?
沖縄県は米軍基地が広く存在し、
外国人の方も多く住んでいる関係もあってか
食の多様性も進んでおり、
そのおかげでヴィーガン対応のお店も
けっこう多いんですよね。
そこから県民にもヴィーガンが
身近な食文化になっているのかなと
個人的に思っています。
時々開催されるveganフェスには
県民も外国人も入り混じって
本当に大勢の参加者で賑わいますし、
出店数も多いのにどこもかしこも行列で、
小さい子供を連れていると
ごはんを手に入れるのに一苦労です^^;
とても良い流れがきているのでは
ないかなと思います。
私も含め、数年前までは
ヴィーガンって何?
お肉食べないんだっけ?
位の知識しかなく
そんなに興味を持たなかった人達が、
最近の盛り上がりで
ヴィーガンやベジタリアンの
食生活や考えに触れる機会が多くなったし、
何より、食べる機会が増えたことで単純に、
「こんなに美味しいものが
たくさんあるんだ!!」
って知る機会が増えています。
そこが入り口となって、
“じゃあなんで
動物性のものを食べないんだろう?”
って調べるきっかけになるので、
最初は特にヴィーガンやローフードのことを
知らなくても
とにかく美味しさを知る、
食に触れる機会がある
というのは大きいかなと思います。
アメリカナイズな食生活のデメリット
さまざまな食文化に触れられる一方で、
戦後アメリカナイズされた沖縄の食事情は
悪い影響も根強くあり…。
アメリカの統治下に置かれた沖縄の食は
それまでの伝統的食文化から
大きく変化しました。
戦後、海外からの加工食品
(例えばポークランチョンミート)や
ファストフードをよく食べるようになり、
安価で牛ステーキ肉が
食べられるようになりました。
フライドチキンの摂取量も日本一…。
そんな私も例に漏れず、幼い頃から
ファストフードのハンバーガーや
フライドチキンをよく食べていましたし、
親戚で集まってのBBQではたくさんの
お肉を食べて大人はお酒を飲む。
それが普通の生活でした。
そういった戦後の食生活の変化で
沖縄県民の平均寿命は年々下がり、
長寿県ではなくなりました。
現在では日本の中で下位のランクです。
食への意識が高い人とあまり興味がない人
で2極化していってる傾向があるのかなぁ
と感じますが、まだまだこれから、
沖縄の食事情は変化していくような
気がしています。
人口の1%が食を変化させる時
ローフードマイスター講座の
教科書の1ページ目に、
『私たちの旅はやがて世界中の人々の
1%が食を改革したとき
生活習慣病の減少や地球環境問題・
CO2の問題・飢餓の問題などにも
貢献できるでしょう。』
と書いてあるのを思い出します。
1%の変化って、
私が住む沖縄市の人口(14万人)で考えると
1400人。
沖縄県の人口(146万人)で考えると
14600人。
うん。けっこうな数ですね。笑
でも最近の沖縄県をみると
可能性は低くないかとも思っています。
美味しいrawfood/rawsweetsや
veganのカフェが多いおかげで、
他都道府県に比べて「ローフード」や
「ロースイーツ」って言葉を
知っている人が多いと思います。
実際、他都道府県の友達に話す時は基本
「それって何?」と聞かれることを
前提で話すのですが、
沖縄県民に話す場合は
「あぁ、ロースイーツね!」って反応が
返ってくることが多いのです。
何年も前から地道に
活動されていた方々のおかげで、
私もロースイーツやローフードと
出会うことができました。
食生活ががらりと変わりましたし、
確実に以前に比べて身体もマインドも
活き活きとしています。
私にローフードを出会わせてくれた
皆さんに本当に感謝しています。
そして私も、
できる限りその良さをお伝えできるよう
頑張っていきたいと思います。
***
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